教育方針


幼児が自立し、キリストにおける愛の交わりの経験によって自分を失わないで喜んで生活し、ひとりひとりが世の光、地の塩となる心の芽生えをはぐくむ。

神の創造されたものに目を向け、美しいものを美しいと見る目、感じる心を育て、表現できるように導く。

神から愛された存在として自分を尊び、他者を尊び、率直で思いやりのある人格へと導く。

 

市川聖マリヤ幼稚園


市川聖マリヤ幼稚園の設立母体である市川聖マリヤ教会は、英国国教会から生まれ、世界165ヵ国以上に広がる39の管区からなる聖公会に属しております。

日本では「日本聖公会」という一つの組織を形成しています。北海道から沖縄にいたる11の教区で、それぞれの教区にキリスト教保育を中心とした系列の幼稚園・保育園・認定こども園等が数多くあり、また、立教大学立教女学院香蘭女学校を中心とする多くのミッションスクールをはじめ、聖路加国際病院、清里の清泉寮等、関係する教育・医療・福祉施設において社会的な大きな貢献をしております

 

宗教活動


1日の保育において、短時間、園児が集まって礼拝をします。

見えない神様の存在を信じて、人間としてあたえられている「いのち」の尊さを知り、神様の恵みを感じて喜び、感謝して生きていく生活の大切さを学びます。

 

キリスト教保育


わたしたちの園ではこんな日々を目ざしています

◎ひとりひとりを大切に

子ども達は、神さまからいのちを与えられ、愛されているかけがえのない存在です。その個性と人格をありのままに受けとめ、尊重することが、保育の第一歩です。

信頼関係を築く中で、子ども自身が自分を信じ、自分らしい歩みをはじめることが出来るように絶えず応援したいと思います。

 

◎友だちっていいな

友だちと遊ぶ中で、子どもは自分と他者との違いを知っていくことでしょう。

たくさんのぶつかりあいや、葛藤を通して、悩み、考え、やがて理解し合い、”共に生きる”ことを学んでいきます。

認め合い、力を合わせることの楽しさ、喜びを味わうまでの”道すじ”を大切にしたいと思います。

◎知りたい、やってみたい

子どもが夢中になって、いきいきと遊ぶことは、”生きる力”に大いにつながります。工夫したり、悩んだり、納得するまで繰り返す中で、思考力や想像力、そして、”意思”が生まれます。

ですから、好奇心や探究心を大切に受け止め、子どもと共に心を動かす保育をしていきたいと願っています。

 

 

◎神さまの恵みを知り、世界に目を向ける

自然の美しさや不思議さに気づき、その恵みに感謝する心を育みます。けれども、世界に目を向けるとき、現実には人と自然との関係や、国に国との関係に多くの問題があります。

人と自然との調和、世界の平和に、私たちがどう貢献できるのか、共に祈り考え、やがて行動できる人になりたいと願います。

 

保育時間


月・火・木・金: 午前9時~午後2時

水(午前保育): 午前9時~11時30分

但し、年齢及び季節によって多少変更があります。

 

休園日


〇毎週土曜日・日曜日・祝日

〇その他園長が必要と認めた日

〇夏休み・・・7月19日頃~8月31日頃まで

〇冬休み・・・12月20日頃~1月8頃まで

〇春休み・・・3月20日頃~4月8頃まで

 

登園・降園


園バスはありません。自転車、徒歩での通園となります。

毎朝、園長が入り口で出迎えます。玄関では、直接担任が出迎え、顔を見てお話が出来ます。

 

市川聖マリヤ幼稚園の沿革


当幼稚園の創設者である、初代園長故松本正雄司祭は、1934年(昭和9年)市川に教会を建てるため、市内各所を探していたところ、思いがけず環境、地の利に恵まれ、広さも十分なこの500坪余の土地を見いだし取得することが出来ました。

師はその時から此処に幼稚園を併設することを考えておられました。
1949年(昭和24年)、戦後急増した幼児が教育年齢に達することを考え、戦後の混乱は、まだ収まらず物資も窮乏状態の時でしたが、急いで幼稚園の開設を決意されました。

当時、市川市には幼稚園が離れた所に三園しかなかった為、親たちには大変喜ばれ、第一回卒園生の5歳児は、翌年3月までのわずか2学期間だけの在籍でしたが、それでも91名が入園しました。これが現在の市川聖マリヤ幼稚園の始まりです。


1949年(昭和24年)
市川聖マリヤ教会は、ミス・ヘンテを通して木更津郊外の軍用建物(旧海軍兵舎)の払い下げを受けて幼稚園舎を建設する。
8月30日に千葉県から幼稚園設立の認可を受ける。
1950年(昭和25年)
これより1954年(昭和29年)にかけて園舎の増改築を行う。
1967年(昭和42年)
5月に教会の礼拝堂が新築される。
1971年(昭和46年)
1月 創設者松本正雄園長逝去。松本信代園長就任
幼稚園舎・牧師館の新築が計画され、設計等の準備を始める。
1972年(昭和47年)
7月に新築園舎の起工式を行う。
1973年(昭和48年)
1月に幼稚園舎・牧師館が竣工、岩井克彦主教により祝別され1月10日より新園舎での保育をはじめる。
1982年(昭和57年)
3才児保育を開始し、併せて横割り(同年齢)保育から縦割り(年長と年中の混合)保育へ移行する。
1984年(昭和59年)
松本信代園長の定年退職に伴い、梶原史朗主教 園長に就任。
礼拝堂にパイプオルガンが設置される。
1985年(昭和60年)
梶原史朗主教の園長辞任に伴い、藤林範子園長就任
2008年(平成20年)
藤林範子園長定年退職に伴い、石郷岡紀代園長就任。
2013年(平成25年)
石郷岡紀代園長退職に伴い、竹内一也司祭 園長就任。
7月より8月の夏休み期間中に、園舎の耐震補強改修工事を実施。
2014年(平成26年)
7月31日 竹内一也司祭の園長転任に伴い、8月1日 相澤牧人司祭 園長就任。

2018年(平成30年)
相澤牧人司祭の園長定年退職に伴い、宮﨑眞琴園長就任。
子ども子育て支援新制度による施設型給付園へ移行。

2019年(令和元年)
創立70周年記念礼拝、記念式を行う。

これまでに4700名余の園児が巣立ち、各方面で活躍しています。